入ってきたのは、遥希くんのお母さんではなかった。 誰かというと、 「は、遥希くん!!」 そう。遥希くんだった。 「あのさ、」 遥希くんが話しかけてくれた。 「何?」 「"お花をつみに行く"って意味わかってる?」 え?何言ってるんだ、遥希くんは。 "お花をつむ"くらい、日本語覚えたての子供だってわかるでしょ。