図星のようだ。 なんだ、この男も"同じ"か。 最初は、皆怒ったり泣いたりして『許さないぞー』って目で僕を見る。 けど、いざ自分に回ってきたときは同じ顔をする。 僕は、いつか違った顔が見れるんじゃないかって父親を殺すのは最後にしてる。 けど、今回も無駄に終わったようだ。 「はぁ~残念だよ。キミは父親としても人間としてもオワリだよ。」 蔑むように、僕は父親を見た。 父親は、ぶるぶると震えている。