ただ、身なりを直せと言われたら行動で反抗するがな。「はい」とか言いながら直す気なんかさっらさらない。
寧ろまた染め直しましたか?とか言うぐらいです。そこまで明るくないんだけどね。チョコレートみたいな。
「…一ノ瀬、すぐ叫ぶの辞めてって言ってるよね?耳大丈夫?日本語分かる?」
「雫ちゃん叫んどいて妄想に入り込むって酷いよね。」
「ひぃ!ごめんなさいぃ!」
「…誰」
「初めまして一ノ瀬雫と言います!三度の飯より可愛い女の子とイケメンです!」
…あぁ、まただ。また冷たい風が吹いた。
やっぱりあたしって魔法使いなんだよ!そうだ!きっとそうなんだ!
「ミラクルミラクル〜♪」
あたしがそう言った途端、金髪君が吸っていた煙草をぽとりと落とし、口を開き、あたしを見てた。
隣の黒髪くんも同じようにポカーンとしていた。
そして、肝心なのがあとの2人だ。
「…」
「…」
…彼等は、今に限ってつっこんでこない。
わかってる、分かってるよ、嫌がらせなんでしょ?

