「きゃははー まじ真帆その顔はやめてぇ きゃはは」
「ベロベローン」
「きゃはは もう本当にやめてよ」
今、私と花梨は、変顔対決している。
まあ、ほぼ私が変顔してるんだけど…
「あ、ねえねえ、真帆って好きな人いる?」
花梨がいきなり聞いてきた。
「な、何? いきなり」
「いや、いるかなーって」
「いないけど」
花梨いきなり本当に何なんだろう?
「じゃ、じゃあタイプは?」
「少しSで、イケメンで、背が高くて、一筋で、携帯小説の男の子みたいな子がいい」
今思ったけど、理想高いな?
「きゃー いいね♪ 私も、携帯小説みたいな男の子がいい。」
「じゃあ、一緒に頑張ろうね」
て、私と花梨は約束した。
これが私の携帯小説に憧れるようになったきっかけなのだ。