「「詠ーーっ!!!」」

声を揃えて懸命に叫ぶ2人の声に気づいた詠は立ち止まって振り向いた

「よぉ!」

頭をボリボリかきながら2人を見た詠

「よぉ!じゃねーよ詠!」

「皆変な目で詠の事見てるの気づかないのか?」

長水と蔭平がぜーはーと息を切らしながら詠を見た

「変な目?何で?」

「え?」ときょとんとする詠に肩を落とした2人は「服!!」と詠を指差した