「剣道辞めるたりするなよ詠」 「え?!」 いきなり言われた詠はまさかの言葉に驚いて声が裏返った 「何だ声裏返したりして」 高笠は「おい」と詠を見た 「いや、だってこの間の試合で呆れられたんじゃないかって思ってたんで」 詠の言葉を聞いた高笠は目を丸くしてから呆れにも似たため息をついた 「馬鹿たれ!思う訳ないだろ?むしろ逆にお前には剣道を続けてって欲しいと思った」 高笠は近くの花壇に腰を下ろした