「もらってきたも何も俺らこの剣道着中学の時から使ってた奴だからもらう必要ないんだよ」 「詠も中学から剣道やってんじゃなかったっけ?自分の剣道着持ってないのかよ?」 蔭平と長水がきょとんとしながら詠に聞いた 「あ…いやえっと」剣道をやりたくて小学生の時からお年玉をためて中学に入った時に自分で買った剣道着を旭中学の剣道部のロッカーに置きっぱで退部した事など言うに言えず詠は言葉に詰まってしまった それを静かに見ていた高笠は「お前らさっさと着替えないと授業遅れるぞー?」と3人に声をかけた