詠が慌てている間にも華宮はもう下着姿になってしまっている 「ひえ~!」と詠は猛スピードで下半身にタオルを巻いてトランクスを脱いで風のように走って風呂の中にダイブした 「あら?詠さん?」 きょとんとしながら華宮は首を傾げた 「夢だ夢だ夢だ夢だ!これは何かの間違いにすぎん!!」と詠は風呂場で頭を何度も壁に頭を叩きつけていた 「そんなに頭をぶつけると痛いですよ詠さん」 聞き慣れた声に恐る恐る振り返って詠は「…華宮」と顔を真っ青にした