「あ、そうそう詠…ん?詠?」 金子は目をパチクリさせている 名前を聞いた1学年の先生は今一斉に頭の中に地味で根暗で大人しい詠の姿を想像してから「詠ー?!」と叫んだ 「驚きますよね先生方もさ~」と面白そうに頷く長水 「本当に詠君なの?」 「はい」 「詠眼鏡はどうしたんだ?」 「あぁ、あれ伊達眼鏡です。俺元々視力2.0だから眼鏡必要ないんですよね」 「髪はどうしたんだ?」 「色々あって華宮さんに切られました」 「高枝バサミでだそうで~す」とまた長水は面白そうに笑顔で言った