「…本当にあんた何者なんだ?」

詠は座った大勢で目の前に立つ華宮を見上げた

「詠さん少しだけ私に付き合ってくれませんか?」

「え?」

「一緒に来て欲しい所があるんです」

「一緒に来て欲しい所?」

ニコリと頷いた華宮は詠の手を引いてスタスタと歩き出した

詠はただただ目を白黒させながら引かれるまま渋々歩き出した