「あなたは馬鹿じゃない…誰もあなたを責めたりなんかしない…だから無理しないで下さい…せめて私の前だけでなら本音を見せて下さい…強がる必要なんかない…弱味を見せる事だって人間の強さの一つです」

「華宮…」

起き上がった詠に華宮は静かな笑みを見せた

「華宮….俺…怖いんだ…怖いんだよ!また本気だしたら誰かを傷つけるんじゃないかって…もう嫌なんだ血を見るのは!俺は…俺のせいで長水も蔭平も高笠先輩も笛吹先輩も…華宮も傷ついてしまうのを見たくない」