文目剣術部【壱】


話し始めた詠に振り向いた華宮

「香賀との練習試合の後に高笠先輩に剣道辞めるなよって言われたんだ」

「辞めるなよ…ですか?」

詠は「うん」と頷いた

「何でそこまで俺に構うのかって聞いたら昔の俺に似てるからって言われた…俺もお前と同じように相手に怪我を負わせた事があるんだって」

「今から「今から6年前の剣道の大会で相手の眼球に竹刀を突き刺してしまい試合相手の右目を負傷させてしまう。相手の右目はその時の後遺症で失明。その時の恐怖で竹刀が握れなくなり高笠先輩はそれから1年間休部してその1年後トラウマを克服して剣道部へ復帰した」

「知ってたのかよ」

驚いた詠に「はい」と華宮は笑みを見せた