肝試し前に高笠に聞かされて一応注意はしておいたもののここまでひどい方向音痴とは思わなかった 長水は『マジかよ~』と呆れにも似たため息をついた 「華宮大丈夫か?」 「はい!詠さんがおりますから」 他の4人がそんな事になっているとは知るよしもなく詠と華宮ペアは周りが羨む青春と言う名のいわゆる【リア充】と言うモノを満喫していた …いや、実際そうだとしても鈍感な2人にそんな言葉は通用しない それよりも今は無事に頂上に着く事だけが今の2人の目標だった