終わらない冬の日

みなみ「お待たせー」
アイツ「あ、きたね。遅かったからどうしたんだろうって言ってたところだったんだ」
凪沙「ごご、ごめんなさい!私が寝坊しちゃって・・・」
???「なんだーそういうことだったのかよ」
???「あたしもさっき来たし、気にすることはないよ」

私から向かって右にいた男子は飯田恭夜。
そして左にいる女子は岡本奈菜。
この二人とも仲が良く、よく遊ぶことが多い。& amp; amp; lt; BR>
そしてアイツ。
相川瑞貴。

奈菜「ほら、早くしよ!めっちゃ楽しみにしてたんだー」
そういって私たちはカラオケボックスへ向かう。


今日のこの時だけは夢のことは忘れよう・・・。


恭夜「真冬に赤く輝く太陽 君を照らす・・・」

熱唱する恭夜にみんながノッていたから、すっかり夢のことは忘れていた。
まあ、そのほうが嬉しいけど。



片時も忘れちゃいけないよ

その隙を狙われてしまうから


ふと聞こえたおばあさんの言葉。
みんながノリノリの中、一人不自然に突っ立っている私に、
みなみ「どうしたの?ぼーっとして」
凪沙「え、今何か聞こえなかった?」
みなみ「えー?何も聞こえなかったけど?」

そいってまたみなみはノリノリになって、笑いだす。
私はとりあえず何も無かったことにした。


奈菜「次なぎちゃんだよー」
そう言われてマイクを手に取る。

そうだっ、今日はストレス発散をしにきたんだ。
思いっきり歌って、思いっきり楽しむんだ。
いやなこと全部忘れるんだ。



片時も忘れちゃいけないよ

その隙を狙われてしまうから


また同じ言葉と同じ声が聞こえた。
でもわざと聞こえないフリをした。
またへんなこと思われるのもいやだし。


凪沙「冬の初雪降る今日 未来を変えるのはキミ次第・・・」

歌い終わってから、
みなみ「相変わらず歌うまいよねー、羨ましい~」
恭夜「ていうかホントに今日初雪が降ったしさー、ピッタリな歌じゃねーか」

ちなみに私と恭夜の歌った曲は同じアーティスト。
趣味が合うんだ。

そうだねー、とかしゃべっていたらもう時間が来たので帰ることにした。



片時も忘れちゃいけないよ

その隙を狙われてしまうから