終わらない冬の日

ついに、あの信号機の前まで来てしまった。
どうしよう・・・。

信号機は赤だ。
でも近くにバスは無い。
でも油断は出来ない。

そうだ、みなみに夢のことを言ってみよう。
悪い夢を誰かに話せば正夢にならなくなることだってる。

凪沙「ねえ、最近さアイツが死ぬ夢を毎日くらい見るんだ。それでね・・・」
と、夢のことをすべて話した。
みなみ「なるほどねー・・・、それは確かに奇妙かも。いつも赤信号でバスにひかれてしまう。うはー、ホントに起きたら怖いわー。無いだろうけど」

全く恐れてない、という顔をしているみなみが、少し羨ましいくらいに思えてきた。
みなみ「でももうすぐ青になる。仮にひかれるのがアイツじゃなくてあたし達だったら・・・。全く可能性が無いわけじゃないよね」

そういうと信号機は、パッと青信号に変わった。
堂々と横断歩道を渡っていくみなみ。なんて強いんだ・・・。
少し不安になりながらも、私も後ろからついていく。

無事、渡り終えることが出来た。
安心してふぅ~、と息を吐いた。
みなみ「そんなに怯えてたの?」
と、少しからかわれた。

凪沙「だ、だって怖かったんだもん!」
みなみ「そーかい、そーかい!あはははは!」
凪沙「わ、笑わないでよー!」

ふくれっ面になった私をみて、みなみは私にでこぴんをした。
痛い~、と言いながらおでこを抑える私に、
みなみ「さ、早く行こ。みんな待ってるよ」
という。

待ち合わせ場所にはみんないた。
アイツも誘ってた。
だから当然いる。