オオカミヤローに捕らわれて

そんな事はさせられないので、悩みに悩み抜き、同行する事に決めた。


メイド服のままでいいって言われて驚いたけど、成見兄弟が通う京茗学園はお金持ちが集う学校。


送り迎えの車にメイドや執事が乗ってるのは、決して珍しい事では無いのだと言う。


「大変ね……伊達さん。頑張って」


「ハハッ………行ってきます」


哀れんだ瞳を私に向ける吉良さんに話を通して、何日か振りの高級車へ。


「やっぱり慣れないなぁ、こんな広い車内……」


10分程車は走り、とある建物の前で停車した。


どうやら京茗学園に着いたらしい。