オオカミヤローに捕らわれて

弟の優牙様が見てるので、改めてきちんと見送る私。


「あーー今行く。じゃあな吹雪」


統牙はコツンと私のオデコを扉をノックするみたいにすると、相変わらず長い高級車に乗って学園へ向かった。


私はソロソロと統牙にキスされた左手の手の甲を目線に合わせて、ジッと見つめた。


ヤダ……左手、右手に比べたらメチャクチャ熱い……それにホッペも。


も~~~う何なのよ!あの男も私も!


ワガママかと思いきや優しかったり甘かったり、振り回されてるかと思ったら、ドキドキしちゃってるし………


「……っ、掃除しなきゃ!!」