オオカミヤローに捕らわれて

主を呼び捨てにし、タメ口まで使ってるなんて他の人に知れたら―――…命令されたとは言え大問題になりかねないもの。


そんなの真っ平ごめん!……だから細心の注意を心がけているのである。


てかやっぱり元に戻した方がいいと思うんだけど、怖くて言えない……


「―――指、どうだ?」


ポケットに両手を突っ込んでいた統牙は、片手を出して私のヤケドした左手を示した。


「ああ…もう平気で……平気。痛みも無いし」


「そっか…なら良かった」


そう言った統牙は、フワッと優しく微笑んだ。


ウッワ…反則だ………//////