オオカミヤローに捕らわれて

………いな?


「オイ……お前今“彼氏なんかいない”って言いかけなかったか?」


目と声に力を入れて、口を両手で押さえてる吹雪に顔を近づけた。


吹雪は気マズそうに目を逸らして、下を向く。


その姿にさっきの吹雪の『彼氏いる』発言がウソだと確信した。


「へぇーー…お前ご主人様にウソついていいと思ってんの?」


まぁ…見抜けなかったオレもまだまだって所だけど。


吹雪は黙っててもムダだと悟ったのか、口から手を話した。


「た、確かに私には彼氏いません……だけどいてもいなくても、アナタには関係ないです」