オオカミヤローに捕らわれて

大金持ちの成見グループの家のメイドなんて自分にやれるのか不安で堪らないけど、やるしかないじゃない!!


言葉の意味をそう解釈して反応したけど、成見さんは“分かってねぇな”とポツリ。


「え?何が分かってないんで―――…」


聞きかけた所で車が停止し、ドアが開かれた。


「統牙様、吹雪様、足元にお気をつけ下さい」


あっ……着いたんだ。


“様”付けで呼ばれた事に違和感を感じるも、成見さんに続いて車を降りる。


昨日見たばかりの大豪邸が、そこにはあった。


「やっぱりおっきいなぁーーー…」


「お坊ちゃま」