オオカミヤローに捕らわれて

そのお父さんに向けた成見さんの笑顔は……何だか自然っぽくて好きだった。


「さっきの、御両親以外は皆お前の兄弟?」


成見家に行く途中、成見さんが私に聞いて来た。


車の中は涼しくて、外との温度差が激しい。


きっと外に出たら余計に暑く感じるんだろうなーーと慣れない高級車に肩を上げてた私は、黙って頷いた。


「ハイ…兄弟姉妹皆いるんです」


「へぇー5人兄弟か。いいな楽しくて」


成見さんは立ち上がり、私の隣に移動した。


へっ!?どうして成見さん、わざわざ私の隣に!?


余計に落ち着かなくなっちゃうんですけど!?