オオカミヤローに捕らわれて

「もちろん!ヒマになったらちゃんと出るから、遠慮しないでかけて来なよ玲美」


「ア……レ?何か車が止まった音しなかったか?」


「本当…うちの前で止まったよね?」


只詩お兄ちゃんと心お姉ちゃんが顔を見合わせたと同時に、家のインターホンが鳴る。


「ハーイ、どちら様で……」


お母さんは玄関を開けた瞬間、ピシッと固まった。


………?何?どうしたんだろう?


「母さん?どうしたんだ?」


私と同じく不思議そうな顔をしていたお父さんが尋ねるも、反応は無し。


代わりに「よう、吹雪」と男の子の声が出入口から聞こえた。