思わぬ事実に呆然としてると、いきなり伴路様に頭を撫でられた。


「こういうの結構運命的じゃない?伊達さん。どうせなら成見より、オレと……」


「テメェ何言ってやがる!吹雪はオレんだ!!馴れ馴れしく触んじゃねぇよ!!」


「キャッ!」


怒り心頭の統牙に抱きしめられて、私の顔は真っ赤っ赤。


「いやはや、ラブラブですねぇ~~♪」


「伴路、あきらめろ。統牙に殺される前にな」


中曽根様とまちかの2人は、すっかりいいコンビになってしまっていた。


「バーカ、冗談だ。伊達さん、コイツなら……信じて大丈夫だから」