オオカミヤローに捕らわれて

カワイイ……カワイ過ぎてヤバイ。


押し倒したくなる気持ちを抑え、オレは事実を口にした。


もっと早く、お互いに自分の気持ち言ってたら………


こんなに遠回りしないで、済んだのにな?




「オレも……お前が好きだ。言っとくけど、からかってるワケじゃない………本気で好きだ、吹雪」




オレ達が来た時から、ずっと静かだった神社。


この時……ソヨソヨと吹いていた風さえも、ピタリと止まった気がした。


「………えっ?」


吹雪は信じられないと言った表情で、ジッとオレを見つめる。


オレはソッと吹雪を抱きしめ直した。