オオカミヤローに捕らわれて

サラサラのゴールドブラウンの髪の毛が、私の顔の横ら辺にかかった。


ずっとこのまま………!?ムリムリムリ!!


心臓が破裂して、死に至る可能性があります!だからお願い離してお坊ちゃまぁ~~~~っ!!


私の心の中の大絶叫も、統牙には届かない。


隙間が1mmも無くなる程抱きしめられて、不意に涙が出て来た。


「フッ……フェッ………」


私の泣き声が聞こえたのか、統牙が顔を上げる。


もう1回、キレイなアーモンド形の黒色の瞳が、真ん丸に形を変えた。


「ふ、吹雪っ!?」


「……り…く………無いの……」