オオカミヤローに捕らわれて

えっ?意味が分からねぇんだけど……?


なんで荷物何にもねぇの?もしかして、別の部屋移った?


でもオレ、そんな話聞いてない……誰からも。


「ふぶ…き………?」


パニックになり、ガランとした部屋の中をグルグル回るオレ。


そこへ洗濯物が入ったカゴを持った吉良が通りかかった。


「統牙お坊ちゃま?どうなさいました?こんな所で」


「吉良……!吹雪どこ行ったか知らねぇか!?荷物が全部消えてんだよっ!!」


猛スピードで問い詰めるオレに吉良は、チラッと悲しそうな顔をする。


オレの中で、嫌な予感がした。