オオカミヤローに捕らわれて

「兄さんまだ機嫌悪いの?何があったのさ」


「………お前には関係ない。つーかあのクツ誰のだよ」


「クツ?ああ今、ボクの友達が来てるんだ」


統牙……今さりげなく話題逸らした?


優牙様は気づいて無いみたいだけど―――…私の気のせい?


首を傾げてると、優牙様がまた喋りだした。


「そうだ兄さん!その友達さ、今度好きな子に告白するんだって!兄さんからも何かアドバイスしてあげてくれない?」


―――ピタッ


この言葉を聞くなり、統牙は足を止めて、優牙様を睨みつけた。


「なんでオレがんな事しなくちゃいけないワケ?」