オオカミヤローに捕らわれて

目にも止まらぬスピードで断りをいれるオレに、道はハッ…と遠い目。


「おじさん、おばさん。アナタ方の長男がすさんでます。早く帰って来て下さ~~~い」


今は中国と韓国にいるオレの両親に向かって、助けを求めていた。


「聞こえるワケねぇだろ、バカが」


「イヤせめてお母さんがいる韓国には聞こえるかもしれねぇじゃん!?」


イヤ、ムリだから。


「なぁ道。お前昨日何が言いたかったんだよ。オレが自分で気づかなかったらダメって何がだ?」


身を乗り出して、真剣に道に尋ねる。


数秒間何やら頭を働かせていた道は、口を開いた。