オオカミヤローに捕らわれて

「ハイ、同じ高校の友達が。見てたんですか?優牙様」


「チラッと見ただけですけど。いいですねーー、仲良くて」


楽しそうに話す吹雪と優牙に、吹雪を専属メイドにすると決めた日と同じ黒い気持ちが蘇る。


今日は元々機嫌が悪かったオレの心に、黒いシミが更に広がる。


黒+黒は闇………これ以上あの2人を見てたら、また何かしてしまうかもしれない。


ソレを恐れたオレは、ゆっくりと立ち上がった。


「ごちそうさま…」


「統牙様?もうよろしいんですか?」


オレの朝飯がまだ半分位残ってる皿を見て、メイドが心配そうな顔をする。