オオカミヤローに捕らわれて

吉良が注意すると、吹雪の顔はグッと悲しそうに歪んだ。


なんだ……?ただ注意されただけにしては、やたら悲しそうなオーラ出してる様な………


オレの気のせい…か?


ジッと見つめてると、吹雪がこちらに向かって歩いて来る。


「ふぶ……」


昨日の事を謝ろうと、名前を呼びかけた時だった。


「吹雪さん、昨日誰かお友達来てませんでしたか?」


優牙がタイミング良くジャマしてくれた為、オレはガクッと項垂れた。


優牙、テメェ……!ジャマしてんじゃねぇよコラ!!


鋭い怒りがこもった目で、優牙を睨みつけてやった。