オオカミヤローに捕らわれて

ため息をつきながらイスに座ると、すでに朝食を食べている優牙が話しかけて来た。


「メチャクチャテンション低いね。具合悪いんなら……学校行かない方がいいんじゃない?」


「イヤ…大丈夫だ。行くし」


ゴクゴクと手近にあった水を飲み干し、広間を見渡す。


昨日の事を謝りたかったのに―――…吹雪がいない。


なんでだ?と考えてると、吹雪が広間に姿を現した。


「すみません、遅れました……」


吉良に謝る吹雪は、いつもと違って元気が無い。


「気をつけてね伊達さん。残り少ないとは言え、アナタは成見家のメイドなんだから」