オオカミヤローに捕らわれて

心配の言葉を言おうとした統牙を遮り、まちかの手を引く。


「午後からのお仕事も精一杯頑張りますので、気にしないで下さい。では失礼します」


私は統牙と中曽根様を置いて、まちかを成見家の私の部屋に案内した。


まちかが成見家に来るのは今日が初めてだから、もちろんここに入るのも初めて。


「ワァ、いいお部屋だねぇ。さっきの成見さんの部屋も広かったけど、ここも超キレーーイ!」


まちかは私が紅茶をいれてる間、ずっとキョロキョロしていた。


フフッ……


好奇心旺盛な所、昔っから変わってないなぁ、この子ったら。