オオカミヤローに捕らわれて

チャッチャと洗濯物を干し続ける私は、統牙の目にどう映ったのだろうか。


「―――吹雪」


不意に手首を掴まれ、私の体は動く事をやめた。


ゆっくりと統牙の方を見ると、真剣な瞳と視線がぶつかり合う。


「オレ……」


統牙が何か言いかけた、その時だった。


「統牙様、中曽根様がお見えになられたので、お部屋にお通しておきました」


「「………!」」


メガネをかけたメイドの1人が統牙に声をかけた為、急いで離れる私達。


「あ、ああ……分かった。すぐ行く」


20cm弱上の統牙の横顔には、冷や汗が流れている様に見えた。