オオカミヤローに捕らわれて

専属メイドの仕事だって、小声でブツクサ言ってるの知ってるけど、一生懸命こなしてる。


そんな吹雪がこんな風に甘えるなんて見た事が無かったので、驚きの波がまだ引かなかった。


「……ちょっとね?ここ最近色々大変だったから、息抜き。そんな理由で申し訳ありません、統牙様」


冗談混じりで答える吹雪だけど、今のは……結構きた。


公園で吹雪の親友の時任が言っていた事を思い出す。


『吹雪って何でも1人でやろうとするんです。責任感が強いんですよ、人一倍』


あの時オレ…吹雪の事守るって決めてたのに……何も気づいてなかった。