オオカミヤローに捕らわれて

まるで遠足前の小学生みたいにワクワクしていた私だったけど、統牙がトイレに行きたいと言い出した。


「吹雪ちょっと待ってろ。変なヤツ来たら、大声で叫べよ」


忠告に頷く私を見て、公園のトイレに入ってく統牙。


私は統牙が出て来るまで、星空の観察をする事にした。


「キレイだなぁーーー、お星様」


こんだけキレイだったら、明日も晴れると思う。


ベンチに座り、統牙が出て来るのを待つ。


だが私の耳に届いたのは、統牙とは別の男の子の声だった。


「こんな所で何してんの?」


えっ………


「ば、伴路様っ!?」