オオカミヤローに捕らわれて

道も気になった様で尋ねて来たけど、オレだって何のこっちゃだ。


「知らね…たくマジ意味分かんねぇし、アイツ……」


オレは伴路の言葉の意味を深く考える事もしないで、道と一緒に外に出た。


今日はラッキーな事に、日差しが緩くて過ごしやすい。


「秋になるまでずっとこの位の日光だったらいいのになぁーー」


「だな」


「そうだ…お前ん家、今年も花火やるのか?」


道が思い出した様に言った。


花火……?ああ、アレか。


「今年もやるよ。吉良がメイド頭として、準備に追われてる」


夏の花火大会は成見家の恒例行事。