オオカミヤローに捕らわれて

胸の辺りには、ガッチリと引き締まった逞しい腕が2本。


「キャアアアッ!!統牙!離してぇぇぇ!!//////」


つい今しがた伴路様にとんでもない事を言われた私は、過剰反応を起こして悲鳴にも似た叫び声を上げてしまった。


「ルセッ…お前、近所迷惑だろうが。静かにしろよ」


後ろから私に抱きついて来た統牙は、耳の穴を指で塞ぎながら、私から離れた。


ああもう!伴路様があんな事言うから、大声上げちゃったじゃない!!


お陰で統牙の顔が真っ直ぐ見れないし!!どうしてくれよう!!


「と、統牙…どこか行ってたの?///」