オオカミヤローに捕らわれて

伴路様は不思議そうな顔をしながら私に聞いて来た。


やっぱり中曽根様や安岡様同様、伴路様も変に思うよね……あんな大財閥の家のメイドに女子高生がいたら。


「あの、統牙…様のお洋服に私が飲み物をかけてしまって……代わりに1ヶ月メイドとして働く事になったんです」


あまりこんな事言いふらしたくなかったけど、私は正直に答えた。


ウソついて後からバレたら、ややこしい事態になるかもしれないから。


「フーン……夏休み中の女子高生をコキ使うなんて、アイツはやっぱり王様なんだな………」


隣の伴路様が苦々し気に呟いた。