オオカミヤローに捕らわれて

「離してよ!バイト行かなきゃ迷惑かかっちゃうんだから!」


家族の為に、ちょっとでもお金を稼ぎたい。


そう思うのはダメな事なんかじゃ無い、むしろいい事なハズ。


なのになぜソレをたった今会ったばかりの人にジャマされなきゃいけないのよ!意味不明にも程があるわ!!


ありったけの力を込めて、逃げようとする私だったけど―――…


「チッ…しょうがねぇな」


「キャアアア!?」


男の子は私をいきなり担ぎ上げ、そのままどこかに向かって黙々と歩く。


「ちょっと降ろしてよ!」


文句を言ってもスルーされる事21回(多!)。