オオカミヤローに捕らわれて

アタフタと頭を下げて、その場を去ろうとした私。


だけど右腕をガシッと掴まれ、前に進めなくなった。


「およっ!?」


「……お前マジでいい根性してんじゃん。バイトだぁ?ふざけんじゃねぇよ」


低ーーい声に恐る恐る振り返ると、美少年君が大量のブラックオーラを放ちながら、私の腕を掴んでいた。


な…なななな、何ぃ!?


怖い!メッチャ怖くて足が震えて来たんだけど!!


「あ、あの、離して「お前、ちょっと来い」」


黒い威圧感にビビる私の言葉を遮り、彼は歩き出す。


もちろん私の腕は男の子に掴まれたままだ。