慣れって怖いなと思いつつ、統牙の返事を待つ。


「んあ?大丈夫だっつーの。そんな事いちいち気にすんな」


私はマジメに心配したのに、当の本人は全く気にしてない様子。


それ所か何せあの大豪邸に生まれ育ったスーパーお坊ちゃま、庶民の家が珍しいのか、周りを興味深げに見渡していた。


私の事迎えに来た時は統牙、玄関までしか入ってないから、中まで見てないんだっけ………


ウウウ…“狭い家”とか内心笑ってたら許さないんだからね!!


「吹雪お姉ちゃん、一緒にゲームしよーー!」


昇がコントローラー片手にはしゃいでる。