いきなりお礼を言われて、呆気に取られるオレ。


吹雪はそんなオレを見て、ニッコリと笑った。


「ううん、さっき助けてくれたの、とっても嬉しかったから!ありがとね!」


………っ、チクショー…


落ち込んでるオレにそんなカワイイ笑顔見せるなんて…卑怯だぞ吹雪。


だけどこんな卑怯なら……幾らでも受けれるかもしれない。


「ん…こっちこそありがとう」


なんで自分までお礼を言われたのか分からず、首を傾げる吹雪。


愛しくなってチュッと不意打ちで頬にキスすると、たちまち真っ赤になった。


「な、何すんの!?//////」