オオカミヤローに捕らわれて

イヤ、お前だって17か18の小娘だろうが。


「安岡のヤツ、皆の前で堂々と罵りたい位、吹雪ちゃん嫌ってるみたいだな……」


道が呟いた一言が、オレの頭にキーンと響いた。


嫌う……?安岡はたった今吹雪と出会ったばかりだろ?


なのになんで安岡があんなに好き勝手吹雪に言えるワケ?


「顔もスタイルも私と比べたらどうって事無いじゃない……統牙君、どうしてこんな娘雇ったの?」


テメェの顔やスタイルなんざどうでもいいんだよ。


吹雪を見ると、彼女も悔しそうに唇を噛みしめていた。


本当は言い返したいのに、黙ってる。