オオカミヤローに捕らわれて

「やめろ2人共。安岡、オレは自分ん家の車で帰る。お前も自分の家の車で帰れ」


冷たく言いながら前を見ると、ちょうど成見家の車が目に入る。


外に出て更に女子に囲まれたけど、自分の背が高くて助かったぜ。


恥ずかしそうに気マズそうに立っている吹雪を見つけて、無意識の内に口元が緩んでいた。


恥ずかしくて当たり前か……普通はメイド服で外に出るなんて無いもんな。


「お待ちしておりました、統牙お坊ちゃま」


運転手によると、優牙はまだ来てないらしい。


ったく……早くこの場から抜け出してぇのに………


早くしろ優牙!!