よし、次押してダメだったら帰ろー。


ぴーん
ぽーん



最後のチャイムがなる。


「・・・・・・・・・」



家の中からは声も物音も聞こえない。



「やっぱ、いないな。よし、かえろー」



きた道を戻ろうと歩き出す。


前からは1人の不良。


遠目からでもわかるような派手な金髪頭


う、わぁ。


こわい。


こえーー。


頭を下に向けて不良の横を通りすぎようとした瞬間―――――・・・・・・



手を捕まれた。