下駄箱の前で私は立ち尽くした。 「はぁ・・・」 自然と漏れるため息。 あぁ、この手があったか! なんて感心もした。 また、机に落書きされるんぢゃないかと、1人で学級委員長の仕事をなるべく時間をかけてやりつつ、あいつらが帰るのを待った。 男子の学級委員長は女子グループよりさっさと帰ってしまう、なんともたちの悪いやつだった。 1人仕事を終えた私は、職員室にプリントを渡してから下駄箱にきたわいいものの。 下駄箱には、紙くずが沢山