『うッァァァァァァァァァァ!!』

李流は泣き叫ぶ。

『お父さァァァァァァァァァァん!!』

「五月蝿い」

横に立っていたのは自分の父親と鉄やナイフを持っている大量の人。

『ッ!!』

父親は李流の前にしゃがみこんだ。

「李流?お父さん極道ってお仕事してるんだよ。」

『ごく・・・ど・・ぅ?』

「そうだ。李流はいい子だよな?お父さんのいう事聞けるな?」

李流の前にしゃがみこんでいる父親はこの状況を楽しんでいるようで、これほどにないくらい笑みを浮かべている。

『いッ・・あッ・・ひッく・・』

李流はもう恐怖でいっぱいだった。

「李流?お前はあんな事になりたくないよな?」

父親は大量の死体を指差し、李流に問いかけた。だが李流は首を振るだけで声は出さなかった。いや、出せなかった。

「お母さんと凛もなるかも!」

『!!ダメッ』

「なら李流は俺の言う事聞けよ?あーあと!今後、俺の事お父さんなんて言うなよ?桐生さんって呼べわかったか?」

『うんッ』

「返事は"はい"だ!!」

ドンッ

『うッ』

桐生は李流を蹴飛ばした。

「おい!」

「なんでしょう、若」

「李流にアレ射っとけ」

「へい」

李流は男どもに体を捕まれた。

『ひッ!!嫌ァァァァァ離してェェェェェ』

「李流・・・お前は俺の奴隷だ」

桐生がそう言うと、男が李流に注射をした。