ファースト・キャッツ



「えーっと・・・」

人数が少し増えるだけで
この緊張ー・・・。
どうかしてるでしょ!

と思いながら、

「槻乃 佳恋です!
好きな食べ物は・・・
手羽先です!よろしくっ」

よし、言い切った。
あれ、拍手がない。

・・・
――――その時だった―

「あははははははは」

「え?」

「好きな食べ物が手羽先て
初めて聞いたわ」

「なんでー?美味しいじゃん」

「美味しいけどさー!
好きな食べ物でそれって」

と石崎はまた笑い始めた。

「確かに!可愛いなあ!
佳恋ちゃんは」

とみひろちゃんまで
笑っていた。


そのときから私は
石崎のことが気になり
始めた。

この胸の高鳴りは
まさしく恋だと思うのは


まだまだ先のこと。