------2000年--春------

     oある家o

   「お爺さん。桃が食べたいねぇー」

   「おう婆さん、お中元の桃缶があるじゃぁないか」

    「そう言えば残してあったわねぇー」

 

  そう言うとお婆さんは、

  どこにあったかねぇーと言い桃缶を探しはじめました。

    ---ゴソゴソ パカッ---

   「あら、あったわ!最後の1個みたいねぇー」

    
    「おぃ婆さん缶切り。」

   お爺さんはそう言ってお婆さんをこき使いました。

 お婆さんはそれにキレたのか、お爺さんめがけて乱暴に投げました。


    「おい!怪我したらどうするんじゃ!」

   「斜め前に病院あるから別にいいじゃないか・・・」
    
 そう言ってお婆さんはお爺さんが持っていた桃缶を奪い取りました。

  お爺さんはワシの桃缶ーと言っていましたがあえて無視しました。

    ---ギッギッギ パカッ---

   「おい婆さん皿・・・」

   「どうぞっっバンッッッッ」


お婆さんは再びキレました。こんな感じなのにどうして離婚しないんでしょうか。