菜都side



チュンチュン。


目を覚ますと鳥の鳴き声が聞こえる。
そして、目を開けると目の前には私の大好きな人の写真。


私の一日は大好きな人の写真を見なけれ
ば始まらない。
そしてその写真を見てニヤけてからベッドから降りる。


そう、私は歴としたアイドルヲタク。


私の人生はアイドルで出来ていると言っても過言ではない。


大袈裟かもしれないけどそれくらい大好きなんです。



『菜都~。深羽ちゃん来たわよ。』



あ、ヤバい。
語ってる場合じゃなかった!!


また深羽に怒られる~。



10分後ー。



「深羽~、待たせてごめんっ!!」


『おっそい!!また祐陽くん見てたの??』


「ふふふ。ごめん、ごめん。」


『ふふふ。じゃないわよ。ったく写真とか学校に持っていって眺めればいいでしょ?』


「だって、彼氏出来なくなるもーん。」


『今の、祐陽くんラブなあんたに出来る分けないでしょ?』


.....出来るかもしんないじゃん。